「なんだか不調…」それ、もしかして“気象病”かもしれません
こんにちは、「おくすり社労士」こと、薬剤師・社労士の資格を持つHOLOS社労士&行政書士Labo代表です。
梅雨の季節が近づいてくると、なんとなく体が重い、頭が痛い、やる気が出ない――。そんな不調を訴える方が増えてきます。
こうした症状、**もしかすると「気象病」**かもしれません。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250609/k10014830011000.html
■ 気圧や気温の変化で不調が出る「気象病」
東京都世田谷区にある「せたがや内科・神経内科クリニック」では、**天気の変化によって自律神経が乱れ、頭痛やめまい、けん怠感などが出る“気象病”**に対応する専門外来を設けています。
例年、梅雨入りの前後は患者が増える傾向にあり、雨が続く日には1日10人以上が受診することもあるとのこと。
デスクワークで長時間座っている方や、スマホ操作が多い方は特に影響を受けやすいといわれています。
■ 簡単にできるセルフケア
気象病の対処法としては、まず生活習慣の見直しが基本になりますが、すぐに取り入れられるセルフケアも紹介されています。
- 耳を横に引っ張って回す
- 首の曲げ伸ばしや肩回し
- 湯船に浸かって体を温める
これらの方法は、自律神経の働きを整えるために効果的とされています。
■ 医療従事者や介護職も例外ではありません
実はこの気象病、医療・介護の現場で働くスタッフにとっても他人事ではありません。
夜勤や不規則勤務、ストレスの多い環境などは自律神経を乱しやすく、気象の影響を受けやすくなるのです。
加えて、仙台・宮城県内でもこの時期は寒暖差や湿度の変化が大きく、体調管理が難しい季節でもあります。
こうした環境で働く職員の健康を守るためには、医療機関や薬局、介護施設として職場内での健康意識を高める取り組みが重要です。
たとえば、
- 定期的なストレッチや軽い体操の推奨
- 就業前の体調確認や相談体制の整備
- 湯船に浸かるなどのリフレッシュ習慣の共有
といった小さなアクションの積み重ねが、離職防止や定着率の向上につながります。
■ 「健康配慮」が評価される時代へ
介護分野では、処遇改善加算の職場環境要件の中で「健康診断の実施」や「健康づくりの取り組み」などが求められていますし、医療機関の経営面でも、ベースアップ評価料の申請にあたり、職員の健康配慮が加味される傾向が強まってきています。
つまり、働く人の健康を守る体制そのものが「見える化」され、評価される時代になってきているのです。
■ HOLOSができるサポート
私たちHOLOS社労士&行政書士Laboでは、宮城県・仙台エリアを中心に、医療・薬局・介護事業者の労務体制整備や健康支援制度導入をトータルでサポートしています。
「職員が不調を訴えやすい職場環境をつくりたい」
「処遇改善加算や評価料の要件にも対応できるように整えたい」
そんなお悩みをお持ちの医療機関・クリニック・薬局・介護施設の皆さま、ぜひ一度ご相談ください。
■ 最後に
気象病は、本人の「気のせい」で済まされがちですが、実際には誰にでも起こりうる体の反応です。
特に医療・介護の現場では、「気づける体制」が整っているかどうかが、職場の安心感に直結します。
「医療・薬局・介護と言えばHOLOS(ホロス)」
そう信頼される存在であるために、私たちはこれからも現場に寄り添ったサポートを続けてまいります。
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