【要注意】金属製の水筒で中毒?日常に潜む“思わぬリスク”にご用心
気温が上がり、ピクニックやアウトドア、スポーツなどに出かける機会が増えてくると、自然と「水筒」が活躍する季節になります。
仙台・宮城県でも、学校や職場にマイボトルを持ち歩くのはすっかり定着しました。
ですが最近、「金属製の水筒による中毒リスク」が話題になっているのをご存じですか?
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/grapee/trend/grapee-1940166?redirect=1
■古い水筒に要注意──中から金属が溶け出すことも
保健医療局や各自治体からは、「古い金属製の水筒で中毒症状が出る恐れがある」として注意喚起がなされています。
金属製の水筒は、保冷性や耐久性の面で人気がありますが、
長年使っているうちに、内部のコーティングがはがれたり、見えない小さな傷がついてしまうことがあります。
そんな状態の水筒に、スポーツドリンクや果汁飲料などの酸性度が高い飲み物を入れて長時間保管すると、
中の金属(銅やアルミなど)が少しずつ溶け出す可能性があるのです。
■実際に起きた「中毒症状」
すでに報告されている事例では、
古い水筒で飲んだスポーツドリンクが原因で、頭痛・吐き気・めまいといった中毒症状が出たというものがあります。
原因は、金属(特に銅)が飲み物に溶け出したことによるもの。
一見、些細なことに見えても、**体に影響を与える“見えない危険”**は確かに存在します。
■水筒による事故を防ぐためにできること
以下の点を意識するだけで、リスクは大きく減らせます:
- 水筒の内側にサビやキズがないか、定期的にチェックする
- 酸性の飲み物(スポドリ・果実飲料など)を長時間入れておかない
- 説明書や注意書きを確認する
- 使用年数に応じて新しいものに交換する
- とくに子どもや高齢者が使っている場合は、こまめに確認を
やかんや鍋などの金属製調理器具でも、同じようなリスクはあるため、共通して気をつけておくと安心です。
■HOLOSとして大切にしていること
今回のような水筒による金属中毒の話題は、
医療や労務の制度と直接つながるものではないかもしれません。
それでも私たちHOLOS(ホロス)社労士&行政書士Laboでは、
“日々を健康に過ごせること”も、大切な支援の一部だと考えています。
医療・薬局・介護の現場で働く皆さんや、そのご家族、地域の方々が、
制度や法律だけでは守りきれない“生活の安全”にも目を向けながら、
気づきや学びを一緒に広げていけたらと思っています。
■まとめ:毎日使うものだからこそ、見直してみませんか?
水筒は、持ち主の健康を守るための道具であるはずなのに、
知らず知らずのうちに体に負担をかけているとしたら、とても残念ですよね。
特にこの時期は、「中身」だけでなく「容器そのものの安全性」にも目を向けてみるタイミング。
ご自身はもちろん、お子さんや高齢のご家族が使っている水筒も、ぜひ一度チェックしてみてください。
医療・薬局・介護と言えば、
HOLOS(ホロス)社労士&行政書士Labo。
仙台・宮城を拠点に、制度と現場をつなぐ支援を行っています。
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