令和5年度の医療費が47兆円超え、3年連続で過去最高を更新!高齢化と医療の高度化が背景に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240903/k10014570611000.html
令和5年度(2023年4月〜2024年3月)の日本の医療費が、過去最高の47兆3000億円に達しました。これは、前年度から約1兆3000億円、2.9%増加しており、3年連続で過去最高を更新しています。国民一人当たりの医療費は38万円で、特に75歳以上の高齢者の医療費が顕著に高く、96万5000円に上ります。
コロナ医療費減少も高齢化と医療の進化が医療費増加の要因
注目すべきは、新型コロナ関連の医療費が5類移行に伴い約4400億円に減少した一方で、医療費全体が増加した理由です。厚生労働省によると、主な要因は高齢化の進展と医療の高度化です。特に、高齢者人口の増加が、医療費の大部分を占める要因となっており、これからもこの傾向は続くと予想されます。
薬剤師・社労士として
医療費が年々増加する中で、薬剤師としての役割はますます重要になっています。特に高齢者の増加に伴い、薬剤師は多剤併用(ポリファーマシー)や適切な薬剤管理に対して積極的に関与することが求められています。薬剤の効果や副作用を的確に評価し、不要な薬剤を減らすことが、医療費の抑制や患者のQOL向上につながります。
一方、社労士にとっても、企業に対して医療費削減や健康管理のアドバイスを提供することが、今後さらに重要になります。企業が従業員の健康を維持しつつ、医療費を抑えるための健康経営戦略や、メンタルヘルスケアの充実、病気予防プログラムの導入など、具体的な対策を提案することが求められます。また、少子高齢化に伴い、介護離職防止の取り組みを進めることも重要です。
これらのデータをもとに、薬剤師や社労士として、患者やクライアントに対する付加価値を提供し、信頼を高める機会として活用してください。
宮城県・仙台市の社労士・行政書士 HOLOS社労士&行政書士Laboでは今後もお役に立てる情報や「豆知識」を投稿してまいります。
薬剤師・社会保険労務士・行政書士
石田宗貴
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