病院での虐待問題が発覚:福岡県大牟田市の病院で複数職員による身体的・心理的虐待も確認

複数職員が入院患者に性的虐待の国立病院機構大牟田病院 身体的虐待や心理的虐待も認定されていたと判明 | NHK | 医療・健康

病院での虐待問題が発覚:福岡県大牟田市の病院で複数職員による身体的・心理的虐待も確認

2024年8月21日
福岡県大牟田市にある「独立行政法人国立病院機構大牟田病院」で、複数の男性職員が障害を持つ入院患者に対し、性的虐待や身体的虐待、心理的虐待を行っていたことが明らかになりました。性的虐待の事実は既に一部認定され、今年5月に病院側が謝罪していますが、その後の調査でさらに身体的虐待や心理的虐待も認定されました。

虐待の具体例

  • 身体的虐待: 入院患者の頭を叩いたり、動けない患者を引きずったりする行為。
  • 心理的虐待: ベッドを揺らし大声で威嚇したり、痛みを訴えた患者に対しマッサージを続けるなどの行為。

病院側の対応

病院は虐待の事実を認め、全容が明らかになり次第公表することを約束しています。現在も複数の自治体が調査を進めています。

コメント: 薬剤師・社労士として

今回の事例は、医療機関内の倫理や患者の安全を守るために不可欠なコンプライアンス体制の不備を露呈しています。まず、薬剤師として感じるのは、医療現場における患者の尊厳と安全を最優先する姿勢の欠如です。医療従事者は、常に患者に寄り添い、身体的・心理的負担を最小限に抑えることが求められますが、今回のような虐待行為は、それに反する行為であり、深刻な問題です。

さらに、社労士として見逃せないのは、職員間の不適切な行動を防ぐための組織的なガバナンスの不足です。病院側は、職員に対する適切な研修と教育を欠かしており、監視体制も甘かったと推測されます。今後、再発防止のためには、明確な行動指針の策定と、それに基づいた定期的な研修が不可欠です。また、内部通報制度の強化や、外部からの監査を積極的に取り入れることも、効果的な対策となるでしょう。

加えて、患者やその家族に対しても、病院内で何か異常を感じた際に速やかに報告できるような窓口を設けるべきです。今回のような問題が再び起こらないよう、医療機関全体での意識改革が必要です。私たち医療従事者や労務専門家が積極的に関与し、より安全で安心できる医療環境の構築に向けた取り組みを強化することが求められます。


宮城県・仙台市の社労士・行政書士 HOLOS社労士&行政書士Laboでは今後もお役に立てる情報や「豆知識」を投稿してまいります。

薬剤師・社会保険労務士・行政書士
石田宗貴

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