薬剤師の私が社労士資格を取得した理由 〜パワハラ職場経験からの決断〜

社労士資格を取得した理由 〜パワハラ職場経験からの決断〜

私が社労士の資格を取得するに至った背景には、かつての職場での苦い経験があります。
薬剤師として働いていた薬局で、私は想像もしなかった理不尽なパワハラに遭い、精神的にも限界を感じ、退職せざるを得なくなりました。
さらに辛かったのは、私一人だけでなく、多くの同僚も同じようにパワハラに苦しんでいたことです。
日々の仕事の前後、職場近くのファストフード店や駐車場に止めた車で「どうしたらいいんでしょうか?」と同僚たちから悩み相談をされていましたが、当時の私は労働問題や権利についての知識が不足しており、彼らを守る術を持っていませんでした。

ある日、退職後も連絡を取り合っていた同僚が、フラッシュバックによりメンタルダウンしてしまったという知らせを受けました。
「このままでいいのか?私はもっと人を守れる存在になるべきなのではないか」その思いが、私を社労士試験の道へと突き動かすことになります。

退職後も、前の職場の経営者は私に対して根も葉もない噂を広め続けていると聞き、私はただの被害者ではいられないと強く思いました。今後人を傷つけ、職場環境を悪化させるパワハラを黙って見過ごしてはならないと。

その後、私は大手の会社に転職し、部長職位として人事採用などの管理職を務めることになりました。そこで、社員一人ひとりの労働条件やメンタルヘルスに向き合い、彼らが安心して働ける環境を確保するために全力をつくしました。

私が社労士資格を取得したのは、自身の苦い経験と、周囲の人々を守る力を持ちたいという強い願いからです。薬剤師として医療の現場で得た知識による健康経営の経験、社労士としての人事・労務管理の知識を組み合わせることで、誰もが安心して働ける職場環境を実現したいと考えています。

これからも、パワハラや職場環境に悩むすべての人をサポートするために、全力を尽くしていきます。次回のブログでは、私が行政書士の資格を取得した理由についてお話しします。ぜひご期待ください!


薬剤師・社会保険労務士・行政書士 石田宗貴

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HOLOS社労士&行政書士Labo
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