薬剤師・社労士の次に行政書士資格を取得した理由
行政書士資格を取得した理由とその重要性
私は、薬剤師としての経験を重ねた後、社労士、そして行政書士の資格を取得しました。しかし、行政書士資格を取得した当時、私はまだ社労士としての登録はしておらず、社労士として仕事をしていたわけではありません。その時の私は、薬局を経営する会社を立ち上げるために準備をしていました。
薬局を開設するには、さまざまな法律に対応する必要があります。医療分野に関連する法令はもちろんのこと、会社を立ち上げるための行政手続きや、法的な要件をしっかりと理解して進めなければなりませんでした。このような背景から、行政書士の資格取得が必須であると感じたのです。
行政書士資格により、行政機関への申請や届出、許認可に関する手続きをスムーズに進めるための重要な知識を得られます。私が準備していた薬局の開設においても、医療法や薬機法に関する手続きだけでなく、会社設立に関わる行政対応、さらには、業務を円滑に運営するための法的知識が必要でした。行政書士の資格取得は、これらの法律手続きや知識を自分で正確に理解し、対処できる力を養うための大きな武器となりました。
経営者としての基礎知識の習得
薬局を運営するためには、ただ医療や薬学の知識だけでは不十分です。経営者としての視点から、民法、会社法、商法などの法的知識も必要不可欠です。これらの法律は、日々の業務において出てくる契約書の確認や作成、取引先との関係、さらには社員との雇用契約に関わる内容にも大きな影響を与えます。会社を運営する上で、法的トラブルを避け、適切な判断を下すためには、これらの知識を身につけることが必要と考えました。
行政書士の資格は、これらの法的知識を体系的に学ぶ機会を与えてくれました。特に、契約や許認可に関する知識が役立ち、経営者として自信をもって対応することが出来ました。
資格取得の動機は「経営のため」
多くの人は、社労士や行政書士の資格を取得した後、それを仕事にしようと考えるかもしれません。しかし、私の場合は少し異なりました。社労士や行政書士の資格を取得した目的は、当初からそれを職業にするためではなく、薬剤師として、また経営者として必要な知識を身につけるためでした。管理職や経営者としての業務において、法的な知識は欠かせないものであり、薬局経営を成功させるためにも、法律に関する深い理解が求められたのです。
行政書士の資格取得は、薬局を開設し、会社をスムーズに運営するための重要なステップでした。そのおかげで、私は自らの手で法的な手続きに対応できるようになり、会社経営においても法的リスクを軽減することができました。
今では、当時の経営の経験を活かし、社労士・行政書士事務所を運営しています。私の経験や知識がクライアントの皆さんのお役に立てることを願っています。謙虚な姿勢で、これからも学び続け、より良いサポートができるよう努めてまいります。ぜひ一緒に、あなたのビジネスの成長を目指していければと思っています。
次回は薬剤師・社労士・行政書士の資格を取得した私が社労士・行政書士の事務所を開業するに至った経緯についてお話したいと思います。
ご期待ください!(笑)
薬剤師・社会保険労務士・行政書士 石田宗貴
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