薬局のOTC医薬品販売の役割とは?|薬剤師が地域住民に積極的に働きかける重要性
2025年2月28日、日本薬剤師会の長津雅則常務理事は**「かかりつけ薬剤師・薬局推進指導者協議会」**で講演し、地域住民の健康増進と医薬品の安定供給のため、薬局はOTC医薬品販売を積極的に行うべきと提言しました。
これまでの薬局業務は**「処方箋対応が中心」となりがちでしたが、今後は「OTC医薬品の適切な販売」**も重要な役割を果たします。
特に、地域の健康増進には薬剤師の積極的な介入が不可欠です。
本記事では、薬局がOTC医薬品の販売を強化すべき理由や、地域住民にどのように働きかけるべきかについて解説します。
🔹 OTC医薬品とは?薬局に求められる役割
OTC(Over The Counter)医薬品とは、処方箋なしで購入できる一般用医薬品のことを指します。
具体的には、風邪薬・胃腸薬・解熱鎮痛薬・湿布・漢方薬などが含まれます。
近年、セルフメディケーション(自己管理による健康維持)の推進により、OTC医薬品の重要性が高まっています。
しかし、日本の薬局においてOTC医薬品の販売が積極的に行われているかというと、まだ十分とは言えません。
📌 薬局のOTC医薬品販売が求められる理由
✅ 地域住民が医療機関を受診せずに軽度な体調不良をセルフケアできる
✅ 医療費の適正化につながる(不要な受診を防ぐ)
✅ かかりつけ薬剤師の役割強化につながる
✅ 処方箋がなくても気軽に薬局を活用できるようになる
特に高齢者の多い地域では、薬剤師が適切なアドバイスを行うことで、医薬品の誤用を防ぎながら健康維持をサポートできるメリットがあります。
🔹 日本薬剤師会の提言|待つだけでなく、能動的に働きかける重要性
長津常務理事は、薬局のOTC販売について、
**「待っているだけではダメで、能動的に住民に働きかける必要がある」**と述べました。
つまり、単に「薬局にOTC医薬品を置いている」だけではなく、薬剤師自らが地域住民に情報提供を行い、積極的に提案することが重要だということです。
📌 具体的なアクションプラン
✅ 定期的に健康相談会を実施する(薬剤師によるOTC医薬品の説明会)
✅ 地域の医療機関と連携し、適切なOTC医薬品の活用を促す
✅ ドラッグストアとの差別化として、専門性の高いカウンセリングを強化する
✅ 自治体と協力し、地域の健康サポート施策に参画する
特に、「薬剤師法で定められた薬剤師の役割」が調剤や医薬品供給に偏りすぎているという指摘もあり、薬剤師の専門知識を活かした「薬事衛生」の分野への貢献が求められている状況です。
🔹 薬局・薬剤師がOTC販売を強化すべきメリット
🩺 ① かかりつけ薬剤師・薬局としての信頼向上
OTC医薬品の販売強化により、**処方箋がなくても気軽に相談できる「かかりつけ薬局」**としての役割が強化されます。
📌 具体的には…
✅ 普段から薬局に足を運ぶ機会が増える
✅ 信頼関係が築かれ、健康相談の窓口になれる
✅ 結果的に処方箋医薬品の調剤にもつながる
💰 ② 経営面でのメリット(薬局の売上向上)
OTC医薬品の売上は、処方箋対応のみに頼らない経営基盤の強化につながります。
特に在宅医療の推進により、薬局の役割が広がる中で、経営の安定化が期待できます。
🏥 ③ 地域医療の充実(医療費削減)
不要な受診を減らし、軽度な症状のセルフメディケーションを推奨することは、国の医療費削減にも貢献します。
また、地域住民が適切なOTC医薬品を使用することで、病気の重症化を防ぐことができます。
🔹 社労士としての視点|薬局の人材確保と労務管理の重要性
OTC医薬品販売の強化により、薬局の業務負担が増える可能性があるため、適切な人材配置が重要です。
✅ 登録販売者の活用
✅ 薬剤師の役割分担の最適化
✅ 労働環境の整備(労働時間の管理・業務効率化)
社労士のサポートを活用することで、薬局の運営がより円滑になります。
HOLOS社労士&行政書士Laboでは、薬局の労務管理や人材確保についてのサポートを行っています。
🔹 まとめ|薬局は地域住民に積極的に働きかけるべき
日本薬剤師会の提言にもあるように、これからの薬局は「待ちの姿勢」ではなく、「能動的なアプローチ」が求められています。
💡 薬局・薬剤師が今すぐ取り組むべきこと
✅ OTC医薬品の販売戦略を強化し、地域住民の健康相談窓口としての役割を果たす
✅ 健康相談会や自治体との連携を強化し、かかりつけ薬局としての価値を高める
✅ 登録販売者の活用や労務管理の最適化により、スタッフの業務負担を軽減する
✅ 社労士や経営コンサルタントと連携し、持続可能な薬局運営を目指す
HOLOS社労士&行政書士Laboでは、薬局の経営・労務管理を支援しています!
📞 お気軽にご相談ください!
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