〜年次有給休暇に関する豆知識①〜
有給休暇は、いわゆる正社員の場合入社後6ヶ月間働いて出勤率が80%以上(休日を除く)なら10日間付与されますが、
この日数は勤続年数に応じて増加し、入社後6年半以降は最大20日間になります。
また短時間労働者(パートやアルバイト)にも状況に応じた日数の有給休暇を付与しなければなりません。
ちなみに有給休暇は理由を伝えなくても取得できます。
伝えなくても良いのですが本当の理由が「家でゴロゴロしたい」「趣味の時間を確保したい」といった理由でも問題ありません。
これは、労働者の権利として保障されているためです。
また有給休暇は時間単位で取得できる場合もあります(年間5日間まで)。
ただし、これを実施するためには労使協定の締結が必要です。
例えば、午後だけ休暇を取って子どもの学校行事に参加したり、ちょっとした用事を済ませたりするのにも使えます。
これを活用することで仕事とプライベートのバランスをさらにうまく取ることができます。
有給休暇の消化率が低いとされる日本ですが、実は未消化の有給休暇は翌年に繰り越しが可能です(有給休暇の消滅時効は発生してから2年間です)。
しかし、使わないと消滅してしまうので、積極的に活用しましょう。
企業にとっても、有給休暇の取得を促進することは大切です。社員がリフレッシュできることで、モチベーションが上がり、仕事の効率もアップします。有給休暇を上手に活用して、充実したライフスタイルを楽しんでくださいね。
次回は有給休暇の少し細かい豆知識をご紹介します。
宮城県・仙台市の社労士・行政書士 HOLOS社労士&行政書士Laboでは今後もお役に立てる「豆知識」を投稿してまいります。
よろしくお願いいたします!
薬剤師・社会保険労務士・行政書士
石田宗貴
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