腸内細菌移植でがん治療効果を高める??

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腸内細菌移植でがん治療効果を高める!国立がん研究センターが国内初の臨床試験を開始

こんにちは、薬剤師・社労士の石田です。現在、夏休みをいただいてまして事務所は閉じているのですがブログは書きます(笑)
今回は、国立がん研究センターと順天堂大学が行う、胃がんや食道がんの新たな治療法に関する国内初の臨床試験について解説します。この試験は、健康な人の腸内細菌を移植することで、がん治療の効果を高めることを目的としています。

胃がん・食道がん治療の新しいアプローチ:腸内細菌移植

がん治療の現場では、「免疫療法」が広く使われています。この治療法は、患者の免疫力を高め、がん細胞を攻撃することを目的としています。しかし、全ての患者に効果があるわけではなく、一部の患者では治療効果が得られないことが課題となっていました。

そこで、国立がん研究センターと順天堂大学のグループは、腸内細菌に着目しました。海外の研究によると、免疫療法の効果が低い患者は、腸内細菌のバランスが崩れていることが示唆されています。これを受けて、健康な人の腸内細菌を移植し、腸内環境を改善することで、がん治療の効果を向上させる可能性があると考えられたのです。

国内初の試み!腸内細菌を活用したがん治療

この臨床試験では、胃がんや食道がんの患者に対し、通常の治療(免疫療法)を行う前に腸内細菌を移植するという新しいアプローチが取られます。今後3年間で最大45人を対象に、安全性と有効性を確認する予定です。

今後の展望と期待

腸内細菌移植は、消化器がんの治療において新たな可能性を秘めています。臨床試験の責任者である庄司広和医長も「安全性やメカニズムの解明を進め、新たな治療戦略につなげたい」と述べています。がん治療の未来を切り開く一歩として、今後の研究結果に大きな期待が寄せられています。

最後に

腸内細菌とがん治療の関連性についての研究が進む中で、新しい治療法の可能性が広がっています。今後、腸内環境の改善ががん治療の一環として一般的になる日がくるのかもしれませんね。

宮城県・仙台市の社労士・行政書士 HOLOS社労士&行政書士Laboでは今後もお役に立てる情報や「豆知識」を投稿してまいります。

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薬剤師・社会保険労務士・行政書士
石田宗貴

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