【警戒】百日せきが急増中!患者数が1万人を突破、5週連続で過去最多に
2025年春、乳幼児を中心に感染が広がる「百日せき」の流行が深刻化しています。
全国の医療機関からの報告によると、わずか1週間で2176人が新たに感染し、過去最多を5週連続で更新しました。
これまでの累計患者数は1万1921人に達し、昨年1年間の倍以上の数字となっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250507/k10014798501000.html
■百日せきとは?特に注意が必要な乳児の感染
百日せきは、激しいせきが続く細菌性の感染症で、特に生後6か月未満の乳児にとっては重症化や死亡のリスクが高いとされています。
症状の持続期間が長く、保護者の付き添いも含めて家庭内での負担が大きいため、小児科・病院・クリニックでの早期診断と対応が不可欠です。
■地域別の感染状況(2025年4月第4週時点)
地域 | 感染者数 |
---|---|
東京都・福岡県 | 各142人 |
新潟県 | 132人 |
兵庫県 | 110人 |
大阪府 | 105人 |
このように、大都市圏だけでなく地方都市でも感染が拡大しており、仙台市・宮城県の医療機関・薬局においても警戒が必要です。
■ワクチン接種の推奨と耐性菌への懸念
日本小児科学会は、生後2か月から定期予防接種を速やかに行うことを推奨しています。
ただし、すでに**従来の抗菌薬が効かない「耐性菌」**が確認されており、薬剤師や医師による慎重な治療判断が求められます。
地域の薬局・医療機関の連携体制が、今後ますます重要になってくるでしょう。
■社労士視点:人員配置と感染症対策、処遇改善の両立を
感染症が医療機関の現場に大きな負担をかける中、スタッフの人員確保と働きやすい環境づくりも喫緊の課題です。
- 感染症リスクに対応した職場マニュアルの整備
- 処遇改善加算やベースアップ評価料の活用による人件費対策
- 時短勤務や有給取得の推進など柔軟な勤務体制
これらの取り組みを進めることで、現場の疲弊を防ぎながら医療提供体制を維持することが可能です。
■HOLOS(ホロス)社労士&行政書士Laboからのご案内
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