10代・20代が知っておくべき妊娠・出産の話。新制度「プレコンサポーター」始動へ
**「プレコンセプションケア」**という言葉、聞いたことありますか?
これは“将来の妊娠や出産を見据えて、自分自身の健康に早いうちから向き合う”という新しい考え方。
こども家庭庁は、このプレコンセプションケアを広めるために、5年後までに 「プレコンサポーター」5万人の養成を目指すと発表しました。自治体や学校、企業での出前講座などを通じて、若い世代に妊娠・出産に関する正しい知識を伝えるのが目的です。
■ なぜ今、妊娠や出産の知識が必要?
背景には、若い世代の**「やせ」や低栄養、出産年齢の高齢化**などによって、リスクの高い妊娠が増えている現状があります。
「まだ先の話」と思いがちですが、健康や栄養状態は将来の妊娠に大きく影響します。
■ 医療・薬局・福祉の現場でも注目の動き
プレコンセプションケアは、今後ますます医療・福祉の現場で重要視される分野です。
薬局やクリニックなど地域の身近な医療機関が、こうした正しい情報の発信源となることが期待されています。
私自身、薬剤師として多くの女性の健康相談を受けてきましたが、**「もっと早く知っておけばよかった」**という声を何度も耳にしてきました。
■ HOLOS社労士&行政書士Laboから一言
医療・福祉・教育現場での啓発活動は、労務管理や人材育成の観点でも重要です。
「社労士」としても、健康教育と就労支援をつなぐ施策として、プレコンセプションケアには大きな可能性を感じています。
仙台・宮城県の病院・クリニック・薬局・介護事業所の皆さまへ。
職場での健康支援や教育研修、処遇改善加算・ベースアップ評価料への対応も含めて、ぜひお気軽にご相談ください。
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